2008年05月28日

EVのPA用スピーカーが意外と良い。

たまに小編成のライブPAを頼まれるので会社で買って貰ったEVのZX1-90というスピーカーが意外なほどの美音が出るので驚いてしまいました。

いわゆるカマボコ型の特性ですがクセが少ない出音です。レコーディングモニターのように粗を目立たせるタイプではなく、適度に聴きやすくなる傾向があるのでラフなセッティングでもそれなりに鳴りますし、CDなんかを流しっぱなしにしておけば一日中でも聴いていられそうなくらいストレスが無いのでBGM用には最適かと思いました。

ちなみにPA用の機材には詳しくないので選定はトモカ電気の方にお任せしました。餅は餅屋、と言えましょう。
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2008年04月21日

圧縮音源に関する空想。

その1.「mp3の高音質化エンコードは出来ないものか?」

CD-Audioの規格に沿ってHDCDが作れたように、mp3の規格に沿ってHDmp3が作れたりしないだろうか?という事を考えるのです。
HDCDとは「ハイ・ディフィニション・コンパーチブル・デジタル」の略で、本来16bitの規格であるCDの上位1bitに4bitをマッピングして20bit相当のデータを再現してしまうという記録方式なのですが、通常のCDプレイヤーでも再生が可能なのです。
同様の事をmp3で考えると通常のプレイヤーでは通常通り、対応のプレイヤーではダイナミックレンジの広い音が聴けると・・まぁそんなような。

その2.「mp3の復元化デコードは出来ないものか?」

mp3やAACは非可逆圧縮なので音質の劣化はやむを得ません。がエンコードする際のアルゴリズムを逆に使ったらある程度音質が戻るのではないか?と思ってしまうのです。
まぁ当然情報を切り捨てているのですから完全には無理でしょう。しかし16kHz以上の情報がランダムに足されているだけでも人間には心地よく感じられるのですからその部分だけでも何とかならないかと・・思います。
プレイヤー側で何か生成してくれればなぁと。

その3.「iTunes StoreはそのうちAppleロスレスで配信を始めるのではないか?」

これ完全に空想です。ブロードバンド環境が完全に整備されてしまったら数百MB程度のデータのダウンロードはストレスが無くなるでしょう。
以前は128kbpsAACのみだった配信が256kbpsAAC(iTunes Plus)でも販売されるようになったように、そのうち事実上非圧縮のAppleロスレスでの販売が可能になるのではないか?という思いがあります。
AppleロスレスはWAVやAIFFと違って曲名情報なども含まれているので使い勝手自体はかなりのものですし、ねぇ。
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2008年04月17日

久しぶりにダウンロード商品を追加しました。

先月軽井沢に行ったとき、早朝に収録した効果音です。
軽井沢で録った音はどれを聴いてもハイエンドの伸びが綺麗なので驚いてしまいます。こればかりは本当に不思議です。

自然音 - 軽井沢 - 朝の風景01

他にも生活音などが結構録り溜めてあるので早いところ編集して出してみたいと考えています。効果音って意外と需要あるようですね。
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2008年03月24日

桑田佳祐さんの石垣島ライブを聞き比べてみた

今日の19時から「日本初、民放53局同時生放送桑田佳祐アコースティックライブ in 石垣島」という番組をFMラジオでやっていたので聴きました。NHK-FM以外は本当に見事に全部が「桑田さん」で笑ってしまいましたけど、こういう機会は本当に稀なので各局の音質の違いを聞き比べてしまいました。

76.1MHz・・・高域(8〜10KHzくらい?)が持ち上がっていて低域(100Hzくらい以下)がほとんど無いようです。他の局と比べてると強めにダイナミックレンジが圧縮されているのか一番平均音圧が高く感じられました。そしてステレオ状態で受信出来ているのにも関わらずモノラルっぽかったです。かなり特徴的な音質だと思いました。

79.5MHz・・・上の局に比べると落ち着いて聴ける分高域は大人しく感じます。ただやはりダイナミックレンジが圧縮されているのか弱音部はむしろ大きく聞こえる感じもありました。

80.0MHz・・・一聴して明らかに音が籠もっていました。ボーカルの帯域(2~4KHzくらい)が引っ込んでいるのか音は暗く、高域(10KHzくらいから上)はカットされてしまっているかのようでした。音圧もやけに低かったです。

81.3MHz・・・上の局の後に聴いたので結構ドンシャリ気味に聞こえましたが、ある意味CDっぽい音がしていました。比べた中では音圧も低すぎず高すぎず一番聴きやすい音だったと思います。観客の拍手が一番広がって聞こえましたのでステレオ感を操作しているのかも?と思いました。

84.7MHz・・・中低域が薄い感じでボーカルもやや引っ込み気味でした。センター成分が少ないのかも知れません。ダイナミックレンジがコントロールされている感じはあるのに全体的に演奏がバラけて聞こえるという不思議な音質でした。

以上はこの生放送に関しての感想なので普段からそういう音だとは限りませんが、それはそれとして面白かったです。あ、もちろん桑田さんの演奏も楽しませていただきましたよ。
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2008年03月17日

SHM-CDと通常盤のCDを比較してみた。

[まず初めに]
前回の比較でメーカーに向かって的外れな批判をしてしまった以上、やはり責任を持って「ちゃんとした比較」をしなくてはならないと思いました。しかしながらあらぬ誤解を招く事もあり得るでしょうから「これはあくまでも一聴取者として発言です」とお断りしておきます。

[比較対象]
ジョアン・ジルベルト「三月の水」
UCCU-5052(2003年発売、以下通常盤)とUCCU-9409(2007年発売、以下SHM-CD盤)

[比較方法]
バイナリデータの比較では一致(つまりプレスマスターは同一)、リッピングして再生する前回の比較方法では音質の違いは分かりませんでした(データが同じなので当然ですが)。
従って通常の聴き方であるCDプレイヤーでの再生によって比較試聴をしました。
試聴に使ったのはSONY CMT-C7NTというミニコンポです。

[結果]
確かに音は違いました。通常盤と比較してSHM-CD盤は音にクリアー感があり高域方向へレンジが広がったように聞こえます。しかし同時に音の重心が上に引っ張られたような印象もあります。
SHMという素材が持っているポテンシャルは高いと思いますが、だからと言って「一様にSHM-CDが高音質である」という断言は難しいと思いました。こういう音質が向く音源もあればそうでない音源もあると思うからです。特に今回のSHM-CDシリーズはそれに応じたマスタリングがされていないという点が一層その思いを強くします。
つまりアーティストやエンジニアがそういう仕上がりの音を意図していたのか?という事です。

[結論]
価格差(通常版1995円に対しSHM-CD盤は2800円)ほど音質差があるのか疑問ですし、リッピングして聴いたら差がないので安価な通常版を購入する方がお財布には優しいかと思います。
この技術がパソコンが普及する前に完成されていれば・・という感じです。


関連記事:
SHM-CD盤「三月の水」を聴いてみた。(追記あり)(2008/02/16)
SHM-CDって本当に音良いの?(2008/02/14)
Joao Gilberto 三月の水(2008/01/13)
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2008年03月12日

パワードスピーカー製作記 (後編)

昨日の続き。

SP_11.jpg
これを

SP_12.jpg
このように配線して

SP_14.jpg
蓋を接着する前にちゃんと音が出るか確認しておきます。
端子部分の半田付けは後からだとほとんど不可能だからです。
この状態で一応音は出ましたので

SP_13.jpg
木工用ボンドで接着しつつ、重りを乗せて圧力を掛けます。
このまま半日くらい放置で実用的な強度となります。
後は中に吸音材を入れたりして音質の調整をすれば完成です。

≪音質の傾向≫
吸音材なしの状態では箱鳴り(釜鳴り?)がして酷い状態でしたが、目一杯吸音材を詰め込むことでそれはほぼ解消されたようです。特性的にも中域から上は割と素直な感じです。ユニットの特性と素材の特性で低域は解像度が甘いですが設置方法でカバー出来ると思います。
ただ、吸音材を詰め込むことで内容積が減り、空気バネの力が大きくなるのでダイナミックレンジは狭くなってしまいました。立ち上がりの瞬発力はありませんが独特な聴きやすさはあるようです。
完全な接着には24時間ほど要しますのでまだまだ良くなると思われます。
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2008年03月11日

パワードスピーカー製作記 (前編)

先日行ったTaraChannelの生放送で、まだ出来てもいないのに「プレゼントします」と言ってしまった手前、急いで作らなければと思っているテラコッタ製スピーカー・・。
でも以前作った物と同じ物を作っても面白くないので今回はこれを使うことにしてみました。

SP_01.jpg
横川駅名物 峠の釜飯の器
先日軽井沢に行ったときに買ってきた釜飯の器、結構処分に困るのよねー。
一応本当に一合炊きの釜として使えるらしいんだけど中々使いづらいからねー。
これに東急ハンズで丸形にカットしてもらったバッフル板を取り付けます。

SP_03.jpg
小さな穴にはピンジャック端子や電源端子を取り付けます。
ドリルを使って自分で開けたので少々汚いけどご勘弁ください。
大きな穴には主役のスピーカーユニットが入ります。

SP_02.jpg
これがTangBandのW3-582SCというPPコーンのフルレンジユニット。
あと細々したパーツ類。

SP_04.jpg
上側が秋月電子で売ってるモノラルICアンプのキットを組み立てた物。
手前左側がピンジャック、右側が電源端子
配線はしていないですが一応組み立てると・・

SP_06.jpg
写真の右側のようになる予定。さーてちゃんと鳴るのでしょうか?このスピーカーは。

パワードスピーカー製作記(後編)へつづく。
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2008年02月22日

タダで出来る音質改善方法。

アンプの電源は壁コンセントから取る。
タップやディストリビューター介すと音の立ち上がりが鈍ります。

業務用機材はラックにマウントしない。
これだけで大分音の濁りが減ります。

更に1Uの機材は立てる。
横置きにすると捻りの力が加わるので音が悪くなります。

たまにしか使わないケーブルは外しておく。
回路に余分な電流が流れなくなるのでS/Nが良くなります。

電気的知識のない人には危険ですので万人には勧めませんが、D/A回路を持った機材は天板を外す。
ベールが剥がれたようにレンジが広がります(特に高域)。

あとこれが一番大事なんですが、スピーカーのセッティングを詰める。
ポンと置くだけでスピーカーのポテンシャルが100%発揮されるなんてことはまず有りません。置き場所や角度などを調整しましょう。
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2008年02月21日

ポータブルUSBターンテーブル

USBケーブルで直接アナログ音源を取り込めるポータブルターンテーブル。

http://www.pro-audio.jp/ion/ion_iptusb.html

音はいまいちかも知れないけど発想が素敵。電源もUSBで供給できたら良いのにと思った。
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2008年02月16日

SHM-CD盤「三月の水」を聴いてみた。(追記あり)

この間の「SHM-CDって本当に音良いの?」の続編です。注文していたCDが AMAZONから届いたので比較試聴してみました。

[総評]
メーカーは「SHM-CDが高音質である」というマヤカシを吹聴するのはやめましょう。マスターが違うんだから音質が違って当然です(音楽ファンは騙せても僕は騙されませんよ)。
しかも2007年SHM-CD盤は1998年盤と比較して音楽的な劣化が著しい(逆、ではありません)。

[比較方法]
マスターが同一であるかどうかを検証するため、98年盤と07年盤をエラー訂正しつつ無圧縮でリッピング。Apple G5 + Digidesign 192I/O + iTunesで試聴。

[問題点]
リマスタリングを行っていながらそれを表記せず「SHM-CDだから高音質だ」という宣伝は卑怯であると思います。しかも「高音質」かどうかも怪しいですし。

マスターテープこそ共通だと思われますが、07年盤は明らかにマルチバンドコンプを通っています。聴感では6dBほど音量が上がっています。
だが、それ故空間情報が欠落してしまっているのです。もし疑われるのであれば「イザウラ」で右チャンネル側に居るミウシャのリバーブと定位を比較してみて下さい。07年盤では奥行きが無く平面的。見事に張り付いています(←ここ ファンが「生々しい」と錯覚しやすい罠)。
一方ローは暴走気味でギターの6弦を弾いた時の余韻が上のコードと干渉しています。それは小型スピーカーで聴けば一層良く分かります。
「音が籠もっている」と評判が悪い98年盤ですが、それでもガット弦に爪が当たる音ははっきりと聞こえます。07年盤はまるで聞こえません。それはコンプがアタック成分を潰しているせいかも知れませんし、この約10年の間にマスターテープの劣化が進んでいるせいかも知れません。
ドンシャリなEQに加えギリギリまでレベルを突っ込んだ「現代風」な音作りのため、リップノイズはデジタルクリップの様に聞こえるし、声も押さえつけられて部分的に歪んでいます。

[私感]
大体何であんなに個性的なジョアンの音源を他のアーティストと同じような音圧に合わせなきゃならんのだ?と思う。音量が小さかったらリスナーがステレオのボリューム上げればいいだけじゃない!と思う。
ウェンディー・カルロスがテープのバリピッチで音程下げてわざわざ「沈んだ」感じに仕上げてるのに現代風の派手なリマスタリングをするっていかがなものか?と思う。
もはや当時のアナログ盤から音源起こしした方が音良いんじゃないか?と思う。
もうね、歯がゆいったらありゃしない!

(追記)
ご親切な方に「三月の水」2007年SHM-CD盤のマスターは、2003年のルビジウム・クロック・カッティング盤と同一です、とご指摘を頂きました。
よって今回の「リマスタリングの有無に関して嘘つくな!」関係の記述は僕の早とちりでした。メーカーの方、関係者の方申し訳ありませんでした。
ただし、このマスタリング自体があまり良くないと思っています(もちろんSHM-CD自体の否定ではありません)。


SHM-CDと通常盤のCDを比較してみた。(2008/03/17)へ続く。

関連記事:
リマスタリングの功罪(2007/03/04)
アナログメディアの音はなぜ良いのか?(2007/01/18)
Vari Pitchか!(2006/12/16)
posted by miduno at 22:56| Comment(3) | TrackBack(0) | オーディオ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする