2013年10月19日

人によって聴いているポイントが違う件

エンジニアの仕事を始めて間もない頃、他のエンジニアの都合がつかず私がアコースティックギターのダビングを担当する事になりました。
とりあえずギタリストの前にマイクを立ててみてスピーカーから音を出してみたんですがどうもサウンドホールの音を多く拾っているらしく低音がボンついていました。
するとその場にいたアレンジャーが「今日はギターのパート沢山録るから時間無いんだよねー。さっさとEQで低音カットしちゃってよ。」と言うので立場的に弱い(と思われた)私は言われるままにマイクプリに付いてたEQで低音を切ったんですね。
そうやってしばらく進めていたんですがある時ギタリストが「なんか低音少なくない?」と言い始めた訳です。
私が「低音多めだったんでEQで切ってます」 と答えるとギタリストは「そういう時はEQじゃなくてマイキングで調整しなよ。じゃないと勉強にならないでしょ。」と言うんですね。
するとアレンジャーまでが「そうですよね。何やってるの水野君。」と言い始める始末。
私は「は???」という感じで混乱しましたが(取り敢えず)謝っていました。

また別の時の話。クラシックギターをダビングするというのでちょっと中高域にピークがあるマイクを使ってみました。
そうしたらギタリストにもアレンジャーにも「今日の音いいねー!」と褒めてもらえてちょっと嬉しかったんですが後日アレンジャーに聞いたところによるとミックスするエンジニアが「低音がさっぱり無くってミックスしづらかった」そうでした。

聴いているポイントは人によって全然違うようです。
posted by miduno at 01:33| Comment(0) | レコーディング | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。