2009年12月22日

「津軽海峡・冬景色」は、なぜ名曲なのか?

基本的に演歌が苦手なmidunoです。こんばんは。
さて寒い日が続きますがこの時期よく耳にする曲に「津軽海峡・冬景色」があります。普段演歌を聴かない人(incl.私)でさえも知っている名曲であることと思います。
そこでなぜこの曲が名曲なのかをコードから分析してみましょう。
分かりやすくキーをCmとします。

Aメロ
[Cm]上野発の・・ ・・降りた時から〜
[Fm]青森〜 [Cm]駅は [Dm7(♭5)]雪の な [G7]か〜
Tsugaru01.png

ここまでのコードはCの和声短音階だけで構成されています。
Cm.png
Dm7(♭5)は揺れ動く迷い、不安感を表しているものと考えられます。
A'メロはAメロとほとんど同じコード進行なので端折ります。

サビ
[Fm]私も ひと [Cm]り〜 連ら [A♭]く〜 [D7]船に の [G7]り〜

ポイントは「A♭」以降です。
「A♭」コードはこの曲に初めて登場したメジャーコードであり、今までの流れを断ち切る様を感じさせます。
そして次に来る「D7」がこの曲最大の肝です。
Tsugaru02.png
通常の和声短音階であればここは「Dm7(♭5)」のはずであり、Aメロで登場したような「Dm7(♭5)→G7」の流れでも特に違和感は無いはずです。が!そこに不安感を表す「Dm7(♭5)」ではなく強力な「D7」を持ってくることにより過去の否定、決別への確かな信念を表しているわけです。
流石は三木たかし先生、阿久悠さんの詞に沿った丁寧な曲作りがなされているわけですね。

・・とまぁ曲の一部分を取り上げて分かったような分からないような解説をしていますが、要するに私はハーフディミニッシュコード(=Xm7(♭5))やドッペルドミナント(=U7)が出てくる曲が好きだ、という話でした。




石川さゆり ベスト&ベスト 津軽海峡・冬景色~天城越え

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  • アーティスト: 石川さゆり
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  • 発売日: 2008/06/01
  • メディア: CD


posted by miduno at 02:40| Comment(2) | 音楽理論の話 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こういうの勉強したことないので大変ためになります。
ちゃんと勉強したかったなぁ。
わたしはSUS4からの解決が好きです。
Posted by hanabishi at 2009年12月22日 08:30
>hanabishiさん

ここまで書いておいて何ですが私もちゃんと勉強したわけではないのでございます・・自分の興味があるところだけでして(汗)

sus4の解決もいいですねぇ・・ちょっと品がよい感じで。って結構詳しいじゃないですかhanabishiさん(笑)
Posted by miduno at 2009年12月22日 19:27
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