2009年01月13日

雅楽の和声を勉強したくなる。

多分seesaaに引っ越す前のブログに書いたような気がするけれど「君が代」の和声付けは変だ、と言う話。

君が代は元々が雅楽調のメロディーであるにも関わらずそれを理解できなかったドイツ人のフランツ・エッケルトによって無理矢理西洋風の和声を付けられてしまったのです。

Kimigayo.png

君が代のメロディーは古来の旋法(律旋法)であるため「レ」から始まって「レ」で終わります。がエッケルトはこれを「ハ長調(=「ド」が主音)」と考えたため曲の最初と最後に和声をつけられませんでした。それゆえこの編曲には日本風とも西洋風ともつかないような中途半端な印象を覚えます。
(もし仮にエリック・サティが編曲していたのならば教会旋法であるDドリアンスケールと分析したのでしょうか?(笑))

と言うわけで君が代には本来あるべき姿であるはずの雅楽風の編曲が望ましいと思った次第。100年前ならともかく、もはや何でも西洋のものをありがたがる時代ではないような気がするんですが・・どうなんでしょう?

で、こんな本を買って勉強しようとしたら

バカ高くて驚いた。

福田楽譜で注文すると安かった。

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posted by miduno at 01:21| Comment(3) | 音楽理論の話 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
以前、邦楽の音楽会に行ったらば、
西洋の和声が染み付いた私は音に酔ってしまいました・・・
なかなか難しそうです母国の和声。
邦楽と雅楽はまた違うかもしれませんが。
Posted by nasu at 2009年01月13日 21:31
おそらく,君が代については考えることは山ほどあると思う.

私が渡米していた1995-2002年は,いまよりずっと国歌としての君が代を意識していた時期だった.そのころ仕入れた知識によると,君が代は,音楽家による国歌コンテスト(どういう趣旨?)で1位になったこと.4つある日本の旋法(沖縄含む)のうちのひとつであるが,旋法上,外れた音があること.旋律は和風,和声は洋風であること...など.

個人的にはこの和洋折衷ぶりは,明治の気骨を感じて,割に好感を持っている.他のアジアの国の無国籍っぷりに比べれば,伝統的なフレーバーが残っているということもできるだろう.

さきほど書いた「はずれた音」は,「やちよに」の「ち」のシの音のことをさす.伝統的な旋法にのっとれば,これはドの音のはずだとのことだ.ただ,この音をドリアンの特徴である第6音の上昇ととらえる人もいるらしい.なるほど.

私が感じるのは,このシの音のために,この部分の機能和声感が非常に強くなっていることだ.最初と最後はユニゾンになっているが,そうした一種の解答保留のおかげで,かえって曲の奥深さが出てるように思う.

邦楽の和声については,まったく知識がないが,そういうアレンジも,あれば聞いてみたいものだ.

本筋とは関係ないのですが,今回,君が代の4声の楽譜を見て,ベースパートは,特にそういう聞き方をしなくても,耳に入ってくるものだと再認識しました.
Posted by Sadao at 2009年01月15日 13:59
>nasuさん

雅楽の響きで特徴的なのは笙の音でしょうかね。出てくる音は西洋和声でいう不協和音なのですが非常に神秘的な音だと思います。
そう言えば邦楽と雅楽の違いって何なんでしょうね?

>Sadaoさん

>邦楽の和声については,まったく知識がないが,そういうアレンジも,あれば聞いてみたいものだ.

http://park11.wakwak.com/~tpnoma/kimi/kimigayo4.html

こちらのページに原作の譜面とMIDIがあるみたいなので聴いてみてください。
Posted by miduno at 2009年01月17日 00:58
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