2010年01月09日

日本音階について興味がわく。

最近子供と一緒に風呂に入るときは童謡がBGMになっています。こんばんはmidunoです。

さて、童謡を注意深く聴いていると新たな発見があったりして非常に興味深いです。
例えば「通りゃんせ」のメロディ。
Tohryanse.png
「♪通〜りゃんせ〜、通〜りゃんせ〜、こ〜こはど〜この細道じゃ〜・・」
の「こ〜こは」の音程が#が掛かって聞こえるのが何故だか分からずしばらく不思議だったんですが、ぱっと聴き「短調」っぽく聞こえるこのメロディ、何と「フリジアン・スケール」のペンタトニック(五音音階)で出来ているではありませんか?
In.png
・・つまり日本音階で言うところの「陰旋法(=都節)」ですが、これに和声が付いていたりするのですから「何て高度なアレンジなんだ!」と思ってしまうのです。ミで始まってミで終わるのにEマイナーの和音使えませんからね(音階に「ソ」の音がないため)。
ちなみに「さくらさくら」とかもこの音階ですね。高貴な感じがします。

他にも・・

「陽旋法(=田舎節)」
Yo.png
エオリアン・スケールによるペンタトニック。「ソーラン節」などはこの音階です。素朴な響きがありますね。

「呂旋法(=ヨナ抜き音階)」
Ro.png
イオニアン・スケールともミクソリディアン・スケールともとれそうですね。この音階で出来ている日本の童謡・民謡はかなり多いです。

「律旋法」
Ritsu.png
ドリアン・スケールぽいですね。以前ブログに書いた「君が代」がこの音階です。

「琉球音階」
Okinawa.png
イオニアン・スケールに準じるかと思いますが、響きが独特ですね。沖縄民謡に多く用いられる音階です。

・・があるようです。

そうそう、ザ・ブームの「島唄」は殆ど琉球音階だけで作られているのですが、一部琉球音階に無い音が使われているのです。私は特に違和感なく受け止めていたのですが作曲者の宮沢和史さんはかなり確信的にそれらの音(ヨナ抜き音階)を使ったのだそうです。下記ブログに詳しいです。

「島唄」に沖縄音階が一部使われていない理由

今まで何となく聴いていた曲にこんな深い理由があったのだと知り驚きました。たかが音階、されど音階。


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posted by miduno at 22:00| Comment(3) | 音楽理論の話 | 更新情報をチェックする